闇を恐れるなかれ

闇を恐れるなかれ

「一燈を捧げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。ただ一燈を頼め。」とは、佐藤一斎の『言志晩録』第13条に書かれている言葉です。「闇を恐れるのではなく、自分の提げているその一燈をこそ頼め。自分の持っているこのランタンの光、一燈を頼りにして、ただただ闇を進め。闇を恐れるな。」というようなことを言っております。この教えは、儒教でもありながら、キリスト教にも似たところがありますし、他のものでも通用する真理だと思います。「闇を闇雲に恐れていると、闇に飲み込まれる。自分の中にある『真理』の火を灯せ、さすれば闇は一気に消えて、道が歩きやすくなる。」...