立憲主義の危機

立憲主義の危機

「とにかく法律に従うことが正しいのであって、それを捻じ曲げたり、前例を変えて法律の解釈を破ったりするのは悪い事だ。」という意見が出たりします。「立憲主義の危機」などと言って、そうそうたる学者が連名で「憲法とは国民を縛るものではなく、公務員を縛るものである。だから立憲主義に違反するような考え方を、首相が出したり、内閣が出したりするのは許されないことだ。」というような論陣を張っています。しかし「憲法があって、それを守るために人間がいる。」のではなく「人間を守るために憲法がある。」わけです。同じように、国民の「生命、安全、財産」や国家の「領...
正論とは

正論とは

これは師匠から聞いた昔話(1970年代のお話)ですが、井の頭線に乗っていた時に、ホームレスのような格好をしたオジサンが、手すり棒に捉まりながら、周りの人にクダを巻いていたそうです。その電車には東大生がよく乗っていたので、東大生につかかって話し掛けたのでしょう。「東大生が偉そうに言うんだよなぁ。俺はさぁ『自衛隊くらい持ってなきゃあ、日本海から朝鮮兵が上がってきた時どうすんだ』と言ったんだけど、東大の学生は偉そうに『憲法違反だから自衛隊はダメです』とか言うんだよ。だけど実際に来たらどうするつもりなんだ。自分らは頭がイイと思っているかもしら...