無知の知

無知の知

日本のロケット界の父と言われる糸川英夫博士は、晩年「長い間生きて来て、人より少しは勉強したと思うけれど、知れば知るほど自分は本当に何も分かっていないと言うことが分かりました。」と言っていたそうです。ソクラテスの「無知の知」ですね。勉強すればするほど、知れば知るほど、自分がいかに無知であるかを思い知る…その反対に、知識浅はかな人ほど「自分は頭が良い。自分は知的巨人。」だと言うようです。ですので、他人をバカだアホだと言う人ほど、自分の愚かさを証明していることになります。またそうした、人を見下すような人達は、それまでの地位や名誉を投げ捨てて...
無知の知

無知

ソクラテスは「無知の知」を説いていました。「自分は何も知らないという事を知っている。」という事ですが、最近は学者、言論人、メディア関係者でなくても、自分の思いをネット等で自由に発信できるようになりました。その為今までは「個人対個人」であった情報発信も「個人対社会全体」となり、より危険性が増したと言えるでしょう。例えば、ネットであったこともない人の事を悪く言う、有名人や著名人を誹謗中傷する、ウソの情報を拡散して喜ぶ・・・「真理」「善」「美」に合致した言論発信ならば、世の中を成長させることに貢献しそうですが、そうでない場合は「川の中に毒を...