人生最初の命拾い

人生最初の命拾い

初めて命の危険を感じたのは9歳の時でした。通っていた小学校近くの工事現場で、立ち入り禁止の看板を無視して、造成現場で友達3人と遊んでおりました。これから保育園を建てるという事で、地面をかなり掘削して2~3メートル以上はあろうかと思われる大きな石がごろごろしておりました。そんな大きな石があるその光景が、その頃はやっていた仮面ライダーとかで出てくる怪人達をやっつける場所に似ていて、友達みんなでライダーごっこをしていました。私は怪人役で友達の仮面ライダーのキックを浴びて倒される役でした。「ライダーキック~!」と友達に蹴られた拍子に、私は傍に...