執筆者 西村 | 2025年03月28日 | 雑記帳
今日は少し哲学的なお話しをいたします。目の前に赤いバラがあるとします。あなたは、まだ言葉を喋るかどうかの小さな子供だとします。あなたは、その赤いバラをみて、何と言葉にするでしょう?あなたは未だ小さな子供だから、きっと言葉では表現できないけれど「そこに何かが有る」ことは認識しているはずです。「赤いバラ」という言葉は知らないので、表現できないけれど認識はしている。これが「純粋経験」と言われるものです。お母さんに「これは赤いバラだよ」と教えられて、初めて「そのものの色」が「赤い」と表現され、「そのもの自体」が「バラ」と表されることを知ります...