執筆者 orior | 2026年07月12日 | 雑記帳
老子は紀元前5世紀の中国春秋時代に生まれて活躍した思想家です。本命は李耳といい、荘子とともに「老荘思想」の始祖の一人とされ、その思想は「老子道徳経」として残っています。老子は、一つの道(タオ)が陰陽に分かれて絡み合い、宇宙が出来ると言う『三生万物』を説き、太極図をその象徴としました。それでは、老子の説いた「タオ」とはいったいどんな思想だったのでしょうか。彼の思想は「無為自然」という言葉に象徴されます。「人間の知恵や作為を一切捨てた、計らいごとのない生き方」と言い換えてもよいかも知れません。いや「生き方」というと、生と死に囚われてしまう...
執筆者 orior | 2025年03月13日 | 雑記帳
老荘思想と言われる「人や自然のありのままを良し」とする思想が、忙しい現代人にとって、時々必要ではないかと思います。老荘思想は、老子と荘子が確立させてと言われておりますが、もともと土着信仰的にあった「自然崇拝」である「道教」が発展したものという説もあります。道教は日本におけるアメニズム(八百万の神)の考え方に近く、原点である日本神道系の考え方が、大陸に渡ったと言う説もあるくらいです。老荘思想を確立したひとり、荘子は「自分が蝶になってヒラヒラと飛んでいる夢をみました。夢から覚めて自分と周りの環境をみた時に、違和感を感じました。本当の自分は...