胡蝶の夢

胡蝶の夢

老荘思想と言われる「人や自然のありのままを良し」とする思想が、忙しい現代人にとって、時々必要ではないかと思います。老荘思想は、老子と荘子が確立させてと言われておりますが、もともと土着信仰的にあった「自然崇拝」である「道教」が発展したものという説もあります。道教は日本におけるアメニズム(八百万の神)の考え方に近く、原点である日本神道系の考え方が、大陸に渡ったと言う説もあるくらいです。老荘思想を確立したひとり、荘子は「自分が蝶になってヒラヒラと飛んでいる夢をみました。夢から覚めて自分と周りの環境をみた時に、違和感を感じました。本当の自分は...