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「欲を出すとろくな事がない」と言って、欲を悪いものの様に扱う人達もいらっしゃる様ですが、私は欲がないと成長が無いと考える人間です。
お釈迦様が解かれた様に執着は持たない方が良いですが、欲が無くなると今度は生きる気力が無くなるようです。
「あー何でもいい」「めんどくさい」「苦労なんかする事ない。楽しけりゃ、それでいいじゃん。」
そんな傾向は若い人たちだけでなく、お年寄りの中にも見えてしまいます。
きっとこう言う人達は「生きている事がつまらないのだろうな」と、かつては世の中を憎み、他人を嫌っていた私は、痛いほどそうした人達の気持ちが分かります。
とにかく「やる事なす事がとにかく面倒くさい。」
両親の言葉も、先生の言葉も何も心に響かない。ただ時間だけが流れていく…
これは「自分が自分に対して成長欲が無かったからなんだ。」と今では分かります。
執着は人・モノ・金に固執します。
執着と欲を混同する人は、気になる人や分不相応なお金や地位や財産。目に見えるモノを手に入れようと躍起になります。
しかし純粋な欲持ちは「あんなふうになりたい。あの人の様な生活がしてみたい。どうすれば成れるのか?」と真剣に考え努力します。
執着と欲は紙一重ですが、執着は人をダメにしますが、正しい欲は人を成長させます。