あなたの名前

あなたの名前

「あなたのお名前は?」と聞かれると大体の方は、上の名前「苗字」を答えます。苗字は江戸時代までは、公家や武士など一部の特権階級しか名乗ることを許されませんでした。それが1875年「平民苗字必称義務命令」が発せられ、全ての国民が苗字を名乗ることを義務付けられました。そこから、家系=苗字と言う習慣が出て来たわけです。姓名判断や家系図では、苗字は大切な情報の一部ですが、感相学では苗字はあまり気にしません。なぜなら、明治時代まで無かった苗字を鑑定したところで、統計学的にも浅いものとなってしまうことが明らかだからです。従って感相学では「名前」と言...
ゼロからのスタート

ゼロからのスタート

一代で、30万人近い人を雇用出来るような世界的な会社を作った松下幸之助氏でも、最初のスタートは3人からでした。また彼は、世界でもトップクラスの大企業になってからも「私に屋台のうどん屋やれと言うのであれば、日本一のうどん屋になってみせる!」と仰ったそうです。彼なら、努力して裸一貫から始めたうどん屋でも、きっと日本一にさせることでしょう。この話は「たとえゼロからのスタートでもなく、マイナスからスタートであっても、頑張ってみせる」と言う気概こそが、物事を成功させる上で大事なのだと言うことを教えてくれています。例え閑職追いやられても、また何か...
言葉が創る

言葉が創る

「身体は食べたもので創られ、心は聞いた言葉で創られる。そして未来は発する言葉で創られる。」と言う言葉がありますが、まさに真理だと思います。子供達は親の言葉の基に育ちます。「粗野な言葉を使う親の下で育った子供達は、粗暴になり易く、言葉遣いをきちんと教育された子供は、自制が効く子供になる。」と言う実験結果もある様に、子供達は親の言葉遣いで大きく変わります。映画「ミステリと言う勿れ」では「子どもの心は乾いていないコンクリートとようなもの。何を落としたかで、落としたものが形を造り、残ってしまう。」と言うようなセリフがありました。まさに言い得て...
逃げたい気持ち

逃げたい気持ち

誰にでも気分の落込みや高まりは、糾える縄のように、ジェットコースターのように巡ってきます。そのままにしておけば、アップダウンを繰り返すのが自分の心です。この心を、暴馬に例えた聖人がいたり、雲に例えた哲人もいました。お釈迦様は湖面に例えました。「心が波立っている時は、周りの景色が湖面に映らないくらいザワザワしている。しかし、そのザワザワが無くなると、湖面は鏡の様に周りの景色を映し出す。」この例えは「あなたの心が波立っている時には、自分の姿も、周りの人の姿も、本当の姿ではないから、その時に判断をするな。心の静けさを取り戻した時に、自分も他...
愛は優しいだけじゃない

愛は優しいだけじゃない

「人を愛そう。愛を与えよう」としている人は、総じて人が良い優しい方が多いでしょう。でも、愛深き人が優しいだけで弱いと、その人が与えた愛の想いが広がらないこともあります。例えば「この人は、このままだと悪いことをするに違いない」と分かったとしても、人が良い故に、その悪を止める事が出来ないとしたら、それは「分かっていたのに止められなかった」と言う罪になります。このままだと、この人は必ず罪を犯し、多くの人を傷付けると分かっているのであれば、その人の将来のために「そんな事をしてはいけない!あなたの言動でどれだけの人が悲しむのか分かっているのか!...
自分は何者か?

自分は何者か?

「自分という存在が分からなくて、人は人生を彷徨って生きている」と言う表現をする作家や小説家、有名著名人がいるという事は、私たちは自分という存在を、なかなか明確に把握出来ていないのかも知れません。それ故に、血液型占いや動物占い、四柱推命や占星術などの統計学から生まれた「枠にはめる」ものにハマりやすいのでしょう。しかし、本来は全く同じ人間がこの世に存在しないことを自覚しているのも、また自分自身なのです。もし心身共に全く同じ人間が地球上にいたら、同時に複数のことを経験して、複数の行動をとる事ができ、その感覚を共有出来るはずです。でも実際は、...