「どんなに美しく高価なスプーンであっても、スープの味は分からない」
こんな事を言った方がおりました。
確かにスプーンは食べ物を口には運ぶことが出来ますが、どんなに美味しい料理であっても味合うことはできません。
「ただの道具となるな。自分の仕事を自分の心で味わえ」
と言っている様に私には聞こえます。
私たちはともすればスプーンの様に、皿から口へ移動するだけの心無い仕事をしてしまうことがあります。
また相手の気持ちも考えず、言葉を発し、相手を傷つけてしまうことも多々あります。
私達は心ある人間なのだから、ただのスプーンになってはいけない筈です。
スプーンの仕事に徹するのであれば、「美味しいものは美味しいと言える」心が温かいスプーンになりたいものです。