近年日本では自殺者が後を絶たず、社会問題になっています。2023年度(令和4年度)の累計自殺者数は前年比で0.3%減少しているのですが、暫定値は21.818人と少なくありません(厚生労働省HP参照)。
この問題は私自身も自殺をする人を目の当たりにするなど、他人事ではありませんでした。
自殺者や生き辛いと感じる人が抱えている3つの問い「①人はなぜ生まれ ②何のために苦しみながらも生きて行き ③最期はどうなるか?」に自分で答えを探すことができるサービスとなっています。


■4回の死にかけた経験が、生きることが難しい現代人を支えるサービス誕生になった
現代において、人は病院で生まれ、病院で死ぬという場合がほとんどです。
昭和以前の頃のように自宅で子どもを産み、親を看取る事は少なくなりました。
そのため生と死が生活から切り離されてしまい、「死は自分とは無縁のもの」と感じるようになった人が増えたと感じるのは私だけではないでしょう。
人は5年後・10年後も生きていて当たり前だと思い生活しています。
それ故に、死に接する機会がなくなった現代は、生にすら鈍感になっています。
だからこそ「人はなぜ生まれるのか?何のために苦しみながらも生きなければならないのか?死んだらどうなるのか?」という3つの問いと真剣に向き合わなければならないと感じます。
この問いの答えに近づいたのは、私が35歳の時に有名大学卒業生で構成されたエリート企業へ、会社設備の工事で立ち入った際、毎年自殺者が出ていると耳にした時でした。
実際に社内では希望に満ち溢れて上を向いて歩く人か、絶望的に暗く下を向いて歩く人の2種類で、どちらの人間が自死を選ぶのかは一目瞭然でした。
「高学歴で世間からエリートと呼ばれ、高収入を得ている人がなぜ自殺を選ぶのか?」と幸せの定義が分からなくなりました。
生きる目的も分からなくなることが自殺に繋がると思っていたからです。
私は4歳・10歳・20歳・25歳の時に事故で4回 死にかけましたが、この経験が私に生と死は身近なものであることを教えてくれました。
これまで4000人以上の人生相談を受けた経験から「生きているうちに死ぬこと」が全てを解決に導くと確信し、それまでの人生に区切りをつけて生まれ変わった新たな自分の人生を進むためのきっかけになる生前葬というサービスを始めました。


■死を経験することで、新たな人生のスタートを迎えられる
各企業が調査した「死ぬときに後悔する事」には必ず「家族などお世話になった方への感謝を伝えたかった」という回答が入っています。
私自身も死と直面した際に、助けてくれた人たちへ強く感謝し、日ごろお世話になっている人にも言葉で感謝を表すようになりました。
言葉に出して感謝することは、相手の心に届ける最も大切なことだと感じています。
生前葬は今までの自分の人生を振り返ることにもなります。
感謝を伝えたい人、謝罪を伝えたい人に参列者してもらい、これまでの人生に区切りをつけることもできます。
これまで心残りだったことを振り払い、新たな自分となって人生を再スタートできるようにもなります。
弊社の終活のテーマは「この世を去るための準備」ではなく「これからの人生をいかに楽しく生きるか」「第2、第3の人生をどうやってスタートさせていくか」と捉えています。
生前葬を行えば、自分の人生に対して積極的になり、素晴らしい家庭を作ることができます。
家庭が良くなれば会社組織が良くなり、会社組織が良くなれば地方自治体が良くなり、地方自治体が良くなれば我が国が良くなると確信しています。
現在我が国は経済的にも精神的にも落ち込んでおり自殺大国となっていますが、「一人一人の人生の安定が日本を変える」と信じて今日も生前葬を皆様にお勧めしております。