浮気性

浮気性

昔から「浮気は治らない」と言いますが、色々な人達を観察していると「あながち外れてはいないのではないか」と思う事が多々あります。異性に対して浮気グセがある人は、その他の物事に対しても同じような傾向があるようです。これはあるお寺の和尚様から聞いたお話しですが「修行僧の中には、自分のやっている修行が辛いと、楽な修行のお寺に簡単に移ってしまうんだよ。でも大抵はそこでも長続きせずに、また他の寺に移る…そんな繰り返しをしている人は、結構な割合で異性に対しても同じなんだよなぁ」と仰ってました。これは修行僧に限った事ではなく、我々のような組織人にも通...
好意と愛

好意と愛

「好き」と「愛」は同じでしょうか?違うものなのでしょうか?私は人に対する好意と愛は明らかに違うものだと考えております。「好き」には様々な好意が含まれています。「あなたの優しさが好き」「あなたの気遣いが好き」「あなたの声、あなたの姿形が好き」好きには部分的な好意が込められている気がします。しかし「愛」となると、もっと包括的な形に変化していくようです。「あなたの良い所も悪い所も愛している」「あなたの全てを愛している」好きな人には愛を求めない時もありますが、愛する人には愛されたいと想う…それほど「好き」と「愛している」の間にはある種の隔たり...
優しさの罠

優しさの罠

世の中には、「優しさの罠」に引っかかってしまっている方も多いようです。例えば「自分だけ幸せになるのは良くないことではないのか」「周りの人が苦しんでいるのに自分だけこんなに幸福で良いのか」と考えてしまう優しい人がいらっしゃいます。「自分が幸福になると、その分誰かが不幸になる」そんな考え方をする人もいらっしゃいますが、それこそが「優しさの罠」にハマっている状態です。「自分の幸福の火を、他の人の蝋燭に移してあげて行く事も優しさ」と思えれば、蝋燭の火が他の蝋燭に移ったからと言って減らないように、幸福も減って行くことはありません。だから、もっと...
不安

不安

不安と言うものにもプラスのものとマイナスのものがある様です。マイナスのものとしては、現在只今に対する不安と言うよりは、将来に対する漠然とした不安が大半を占めます。いわゆる取越苦労と言われる不安ですが、これはマイナス思考になりがちです。「あんなことが起きたら嫌だなあ」とか「病気や事故にあって死んでしまうんではないか」とか、99%起きる可能性がない事であっても、未来の事は分からないのでマイナス的な気持ちになってしまう事もあります。プラスの方としては、悪い事が起きないように「事前に創意工夫を凝らして対応しておく」など不安材料を梃子にして、プ...
疑問と猜疑心

疑問と猜疑心

疑問と猜疑心は似ているところがありますが、その結果については正反対になる事が多いようです。疑問は「何故そうなるのだろう?どうしてこうなるのだろう?」と探究心や向上心の元になる場合が多いですが、猜疑心は、過去の騙された経験や辛い目に遭った出来事から自分を守る為に、疑う心が芽生え肥大して現れてしまいます。従って猜疑心にはネガティブな想いがあるので「他人を活かす思い」や「積極的になって行こう」と言う考えが生まれてきません。新しい人に出会っても、猜疑心があると自分を護る事しか考えないので、積極的な交流は心から出来ないので、折角の幸福チャンスも...
不動心と執着心

不動心と執着心

自分の目標や使命が決まったなら、それに向かって突き進んで行きたいと思うのですが、その想いが執着心となっては元も子もありません。では「目的を遂行する為に、我武者羅になり過ぎて周りに迷惑を掛けてはいないか?」などの執着心に気をつけるには、どうしたら良いのでしょうか?以下の三つを定期的に自己点検する事が大切なようです。①自分の心の平静が害されていないか?②他人との比較がとても気になっていないか?③客観的に見て焦っていると思われていないか?最終的には「小極では負けても大極では勝っている」と言う状況を創れば良いのですから「肝を据えて、その時が来...