恐怖心

恐怖心

誰でも皆んな「自分を守りたい」という本能があります。その本能があるが故に自己保存欲が生まれ、その自己保存欲が害されそうになると恐怖心が生まれて来ます。結局、お互いに自分を守りたいが為に、その恐怖心に抗うようにして争いや戦争に発展します。そうした死に対する恐怖心を取り除く為に、古来より宗教が生まれて来ました。例えばキリスト教は神に対する信仰心の象徴として縦方向の柱があり、「同じ神の子として愛し合いなさい」として横の繋がりが説かれました。それ故にキリスト教の象徴として「十字架」が生まれました。縦の光と横の光の中心に自分が立つことで、恐怖心...
恐怖心

恐怖心

歴史の中でも良くある話ですが、軍を率いるリーダーが自らの恐怖心が強いばかりに、敵ではない自然の音に驚き兵を引き、結局は敗れてしまう…そんな事が、どの国でも、どんな組織にでも実際にあったようです。兵がどんなに優秀であったとしても、組織を束ねるリーダーが恐怖心に侵されていると、正常な戦略・戦術判断が出来なくなり、大敗してしまう…リーダーが最初に先ず克服すべきは、「死ぬかも知れない」「負けるかも知れない」「部下たちを見殺しにしてしまうかもしれない」と言う「恐怖心を抑え込むこと」である事を、歴史は教えてくれています。...