執筆者 西村 | 2025年03月25日 | 本当の終活
仏教には「三法印」といって「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」と言う代表的な教えがあり、これが仏教の旗印とされています。諸行無常は「川の流れのように人生は変転して、変化して止まないものである」と言う考えです。諸法無我は「ありとあらゆる物は、壊れていく性質を持っている。地上にある物全て滅んでいく。だからこの世的な肉体や物質、物体に執着しても何ら永遠なる物はないのだ」と言う考え方です。涅槃寂静は「この世界に住んでおりながら、この世界を超えた、自分自身の絶対的存在の中に参入して行く」と言う心情を表しています。しかし、この三法印に一つ加えて「...
執筆者 西村 | 2025年03月22日 | 本当の終活
ソクラテスが『パイドン』の中で「知を求めると言うことは『死の練習』である」と語っていますが、これはなかなか理解し難い事であると思います。私は「今日死んだとして、悔いの無い生き方をしているかどうか、自問自答して生きろ」と言われている様な気がします。すなわち「あなたは今日死んだとしても『今までの人生を完全燃焼した』と言えるか。『今日一日、十分に使い尽くせた』と言えるのか?」と問われているのだと思います。「死の練習」すなわち「死んだとして、どうだ?」と言うことを自分に問い続けると言うこと、それが結局、真理を求めた生き方になるわけであり、「死...
執筆者 西村 | 2025年03月20日 | イベント
先日の2月15日に「人生を楽しくする為の本当の終活」と言うテーマで入棺体験会&パネルディスカッションを行わせていただきました!埼玉、東京、神奈川、愛知の静岡県外からも、お越しいただき、心から御礼申し上げます。その模様の一部を編集しましたので、ご興味がある方は是非ご覧になってみて下さい♪https://youtu.be/0A7oKlTpyd4「すんてれ」さんにも取材いただきましたので、来月には、そちらでもご覧いただけるかと思います!入棺体験では、多くの方が清々しい涙を流されておられました。「まだまだ生きて行かなければならないと...
執筆者 西村 | 2025年03月12日 | 老化
病気には大きく分けて2種類があると言います。一つは「他人にうつる病気」これは、病原菌など外部からの異物や要因によって起こる病気です。例えば、インフルエンザや結核や赤痢など、菌類などが身体の中に入る事で、それを駆逐できなかった時に発病します。もう一つは「うつらない病気」例えば、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の事などを言います。言い換えると「内から出る病気」です。この2種類の病気をみた時に治りやすいのは、どちらの病気でしょうか?皆様がお考えになった通り、「うつる病気」の方が治すことが出来ます。「うつる病気」は外部要因が殆どなので、その要因...
執筆者 西村 | 2025年03月07日 | 老化
「悪いとこ みんな老化と 医者は言い」お年寄りの不具合は、殆どが老化が原因か、老化がらみと言われています。ですから、今更お医者にかかって薬を飲んだみたところで、若返らせることは不可能ですから、根本的にはどうなるものでもありません。しかし、治りたい一心で治そうと思ってやってきた医者のところで「歳のせい」などと言われたら、患者はがっくりと来ることでしょう。また、医療側もお年寄りは大事な「飯の種」ですから、喉元まで出かかった言葉でも、グッと飲み込みます。更に、老化にも最もらしい病名をつけて、発達した医療に頼れば何とかなるように煽り、期待を持...