幸せの波

幸せの波

「人生は糾える縄の如し」とはよく言ったもので、幸不幸は波のように交互にやって来るようです。私もそうですが、人は誰しも「幸福なことばかり続けば良い」と思いがちですが、幸福な事ばかり続いていたら、きっと幸福に鈍感になり、側から見れば幸せな事も、その人にとっては何も幸せを感じなくなってしまうことでしょう。そうなったらある意味不幸の始まりかも知れません。幸せの麻痺状態の人にとっては、人生は味気なくつまらないものとなってしまいます。やることなすこと上手く行けば、それはそれで楽しい人生かも知れませんが、そんな人生を映画にしたらきっと観客は見にきて...
偶然と必然

偶然と必然

私達は幸運については「偶然でも起きてくれる」事を願います。他人の不幸な出来事については客観視出来るので「ああなったのは自業自得だ。必然だよな。」と言う事が多いかと思います。でも本当はその逆なんです。幸運は必然によって生まれ、不運は偶然によって生まれます。「は〜何言ってんの?」と言われてしまいそうですが、ご自分の幸不幸をよくよく思い返してみると分かる人には分かるかと思います。いつも幸運に恵まれている人達は、何にでも粘り強く、物事に対して素直で、失敗からでも何かを学び取っています。ですから彼等にとって幸運はなるべくして成っている必然なので...
トイレの神様

トイレの神様

「トイレの神様」と聞くと植村花菜さんの歌を思い出す方が多いかも知れませんね。または烏蒭渋麼明王(うすさまみょうおう)様の事だと言う人もいるでしょう。日本ではトイレの事を厠(かわや)とか雪隠(せっちん)とか便所や「はばかり」と呼んでいました。どちらかと言うと不浄所と言う考え方があったようです。それが故に「トイレには神様がいるんだよ」と教えて、綺麗にする様に言い伝えて来たのだと言われています。「不浄を祓う」為に、日本人は掃除と言って、掃いて取り除いて来ました。つまり掃除は、もともと邪気を祓うものだったのです。ですから、不浄と呼ばれる場所を...
人としての器

人としての器

「心の中で考えることは、自分自身の事なのか、それとも自分以外のことなのか?」をよくよく考えてみると、自分の器が分かると言います。自分のことが8割以上ですと大体が自己中の器。あまり他人の事は考えていないからそうなりますよね。5割以下ならば、他の人から「良い人」と言われている方が多いそうです。人は願いごとをする時には、大抵は自分の事を願いますが、中には家族や他人様の事を願う方々もいらっしゃいます。どちらが良いとか悪いとかではなくて、何を願い、何を常日頃から考えているかで、その人の「人となり」が出来上がってきます。つまり「人は、その人が考え...
宇宙のスイッチ

宇宙のスイッチ

「はじめに言葉ありき」とは新約聖書「ヨハネによる福音書」第1章の言葉ですが、松下幸之助翁は良くこの言葉を引用されました。何事にも最初はあります。初めて行う事業。初めて出逢う人。初めて経験する事柄。その時には、大きな緊張、止めどない不安もある事でしょう。それでも「とにかくやってみよう!」「はじめまして!初めてですが宜しくお願い致します。」「チャレンジしてみよう!」と頑張ってみようと、上記のような言葉を発したのではないでしょうか。言葉は何かを初める時のスイッチであり、リモコンなのです。誰でも初めての時は、何からしようか迷います。でも「やっ...