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お世辞は人をダメにすると言いますが、褒められて気分が悪い人はいないはずなのに、どうしてダメにしてしまうのでしょう。
「本当は素晴らしいと思っていないけれど、立場上使うオベチャラのようなモノだから、その人がまともに受け止めていたらダメになるさ」と言う声が聞こえて来そうですが、皆様は本当にそんな気持ちだけで御世辞を使っているでしょうか。
そもそも本当の褒め言葉と御世辞の違いは何処にあるのでしょうか?
人を褒めることでダメにしてしまう事がある点では、本当の褒め言葉も御世辞も似ているかも知れません。
「ごめんなさい」も何回も言われると、何故か嫌な気持ちになるのと同じように、褒め言葉や御世辞にも、話し手側の何らかの意思が感じられると、言葉を受け止めた人によっては勘違いする場合があるかと思います。
本心から褒める言葉と「ちょっと、こいつ、くすぐってやろう」と言う気持ちを持って御世辞を言うのとでは、明らかに相手に対する感情の元が変わっています。
人を褒める時には、出来る限り心の底から褒めたいと思った時に、素直に出る言葉を伝えたいですね。