最近は余り耳にしなくなりましたが、私はおばあちゃん子だったので「そんな事をしていると地獄に落ちて閻魔大王さまに舌を抜かれるよ」と良く言われたものです。
そうしたおばあちゃんの言葉が自分を律する上で、とても役に立ったと私は思っています。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」ではないですが、地獄に落ちる人は、なにも法律を犯した人達ばかりではなく、地位も名誉も財産も関係なく、ただこの世において「反省と感謝」が出来なかった人達が行っているとおばあちゃんは教えてくれました。
だから彼女は「大人になっても、ありがとうとごめんねが言えないようならば、本当の意味で偉くなったとは言えない」と言っていたのかも知れません。