「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」
皆様もご存知の吉田松蔭先生の句ですが、辞世の句の方が有名かも知れませんね。
「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂」
どちらにも大和魂が出て来ています。
彼にとっての大和魂とは何を指すのか?
ここについては、それぞれの人によって解釈が事なってきます。
ある研究者は、そのままに捉えて「日本を敬う心のことだ」と言いますし、ある方は「松蔭自身の誇りだ」と言う方もおります。
私はどちらでも構わないと思いますが、吉田松陰=大和魂と考える方がしっくりと来ます。
つまり「吉田松蔭なるものは存在しない。あるとすれば日本国を憂う魂だけだ。あなたの魂は如何ようか?」と言いたかったのではないでしょうか。