この話はある国で良く語られる例え話です。
ある山あいに二人の息子と暮らす未亡人が住んでいました。
彼女の長男は、傘を作って売っていたので、彼女は毎朝起きると、雨が降ることを祈り空を見つめてました。
晴れそうだと「傘が売れなくて長男がかわいそう。一生懸命に傘を作っていたのに…」
また雨が降ると「次男の団扇が売れなくなってしまう。せっかく一生懸命に団扇を作っていたのに…」
彼女は毎日、空を見上げては、ため息をついていました。
ある時、近所の女性に「あなた何でそんなに悩んでいるの?雨なら傘が売れるし、晴れなら団扇が売れるからいいじゃない。どちらにしても稼げるから最高じゃない。」と言われました。
未来のことを心配し過ぎて、今ある幸せが見えなくなってしまうのが私達ですね。
「足ることを知る」という事は「幸せへの第一歩」かもしれません。