教育と言うと、学校教育や塾などを思い浮かべる方が多いかと思いますが、本当の意味で大切な教育は家庭内でなされる事が多いと言われております。
いわゆる「家庭教育」と言う事ですが、現代においては、その家庭教育が一番なおざりにされている感が否めません。
目上の人との会話の仕方(敬語の使い方)、感情の調整、言葉の選び方、生きていく上での作法、他の人の心の計り方…など、両親や家族から学ぶことは多々あったはずです。
しかしながら、現在の家庭では核家族化が進み過ぎて、もはや父母と一度も目も合わさず、会話もしない一日が、何日も続いてしまう事すらあるようです。
そうした家庭環境の中では、子供達に対して「家庭教育」なされる状況を求めるには厳しいと言わざるを得ません。
それ故に現代社会では、家庭教育が職場教育に組み込まれるような事態になっています。
入社して、仕事面でも家庭教育面でもマイナスからスタートして、会社や組織で家庭教育、職場教育が同時並行で行われている訳です。
だから「この状態は日本社会にとってマイナスになっている」のだと考える方も出てきます。
「家庭教育こそ真の人間教育」そう思える大人たちが増えて行くことを期待しています。