「義務から逃れたい」「責任から逃げたい」そう思う人ほど権利の主張を声高にします。
「それは親がやること。」
「それはリーダーがやることだから、私には関係ない。」
「私には責任がない。私にはそうする義務ば無い。私の仕事はここまでだ。」と、こうした方々はよく仰います。
また、こうした人は得てして頭が良い、勉強が出来た方に多いようです。
しかしながら、こうした考え方は動物の自己保存欲や自己防衛本能と何ら変わりはありません。
従って、どんなに頭が良くても、どんなに身分が高くても、心の中は「自分の事しか考えていない生物」と変わりはありません。
特に、子供のうちにこうした考え方を当たり前だと刷り込まれると、他人は「自分以外の生き物」的な発想となり、人間関係構築において大きな障害になります。
また余りにこの考え方が強すぎると、将来は誰にも相手にされない、誰にも愛されない、暗い人生が待っていると言わざるを得ません。
そうした人にならないように、自分が責任を持てる範囲を大きく広くしていかねばならないのですね。
「ポストが赤いのも自分の責任」と言った方のように。