世の中には本当に素晴らしい才能をお持ちの方が沢山いらっしゃいます。
誰しもが何らかの長所を持って生きています。
その長所は、ご自分の努力の賜物も勿論あるでしょうが、多くは神様からのギフトであることが大半です。
直感力、ずば抜けた記憶力、手先の器用さ、芸術的才能、音楽センス、経営能力、人的掌握力…あげればキリがありませんが、皆んなが一つだったり、複数の才能を持っていたりして、この世の中を住みやすい世界にしようと、その才能に磨きをかけてくれています。
しかし、そうした素晴らしい才能も、人々からの称賛を求めるためだけに使われると、その色合いが急にくすんできてしまいます。
才能発揮のベクトルが、周りの人に向かっていたのに、自分自身に向かい始めると何故かその素晴らしい才能は、急激に萎み始めます。
ある高名な女性歌手がこんな事を言ったそうです。
「もし私に他人より優れた才能があるとしたら、それは『多くの人達に歌で感動を与えたいと強く想う気持ち』なのかもね」