貰うより

クリスマスの時を想像して貰っても良いし、大切な人の誕生日の事を思い出して貰っても良いかも知れませんが・・・
あなたは今プレゼントを大事な人に渡そうとしているとします。
きっとプレゼントを貰う人が、喜んでくれる事を想像してワクワクしている筈です。
この時のドキドキ感はジェットコースターの時のドキドキとは明らかに違うはずです。
ジェットコースターは恐怖からのドキドキですが、プレゼントを差し出す時は「相手が喜んでくれるかどうかの不安が期待が入り混じった感覚」でしょう。
でも、自分の気持ちよりは相手を想う気持ちに傾いています。
それではプレゼントを貰う側の気持ちはどうでしょうか？
「このプレゼントの中身はなに？」と言う気持ちもあるでしょうが、大半は「嬉しい」と言う喜びでしょう。
ただプレゼントをくれる相手側にもよるでしょうが…（嫌いな人からのプレゼントは怪しみますものね。）
どちらにしろ、貰う側は「自分の気持ち」が大半を占めていることでしょう。
プレゼントをあげる側は相手の気持ち、貰う側は自分の気持ち。
人の心の高揚は、相手に何か与える時の方が、貰う時よりもドキドキとワクワク感が高まり、高まるように出来ているようです。
知らず知らず私達は「他人の為によかれ」と思う事を実行することに、心の温かみや幸せを感じるようです。
こうした事実こそが、私達には「良心がある証明」になるのかもしれません。