「一寸先は闇」と言う言葉がありますが、なぜか「一寸先は光」と言わず「いつ嫌なことが起きるか分からない」的なマイナス思考なんでしょうか?これは本能的な思考によるものらしいようです。人でも動物でも、「いつ敵が現れても、いつ不意なことが起きても用心していれば大丈夫」と言う感じで防衛本能があります。しかし、その防衛本能も何かの理由で行き過ぎると、外的過敏症となり精神的に病んでしまいます。
そこまではいかなくても「また悪いこと、良くないことが私の身に起こるんじゃないのか」と不安症気味な人は多いかもしれません。しかし、こうした思いも返って良くないことを引き寄せることになっていることを、本人たちは知りません。「引き寄せの法則」は悪いことにも当てはまるからです。良いことを想えば良いことが引き寄せられますが、悪いことを想えば悪いことが起きてきます。これは皆様の実感として理解できるのではないでしょうか?
だからこそ、人生においても良いことばかり起きるわけではないけれど、自分が願うことは少しでも、自分にとっても、周りの人達にとっても、良いことが起こるように願いたいと祈るのだと思います。
自分の寿命が後どのくらい残されているのかは「神のみぞ知る」と言うところですが、少なくても明るく楽しい幸福な人生でありたいと願うのならば、やはり「未来は明るい」と考えて生きていくのが最善の生き方ではないでしょうか。
ではどうしたら「自分の未来は明るい」と思えるようになるのでしょうか。そのためには「今が幸せ」と心から思えることが大切であると多くの偉人賢人が仰っています。「今が幸せと思えないから苦労してるんじゃない」と言われそうですが、何度も死にかけた私からすると「生きていることに感謝」「寝るところにも困らず、食べて行けるだけでも感謝」「話が出来る友人知人がいることに感謝」と言う気持ちになりました。
60歳近くになってようやく、あらゆるものに感謝していると人は幸せになれるんだと実感しました。だから皆様にも「感謝すること」をお勧めしております。できれば人生を楽しめるうちに。