世の中を見渡すと、欲深い人ほどイライラしているようです。
欲と怒りは同等のものなのでしょうか?
どんなに食べても食べてもその食欲が治まらないさまを「貪欲」と言いますが、それは性欲、睡眠欲、物欲にも使われます。
程よい欲ならば成長に繋がりますが、「他人のものを奪ってまで自分の欲を満たす」となると社会悪になりかねません。
また「怒り」の感情によって、不必要に他人を言動で傷つけたり、家族生活を困難におとしめたり、組織の調和を乱したりすることがあります。
そうなるともはや「怒り」という感情自体が、一種の「公害」と同じとなります。
もしゴミを出し続けている人がいるとしたら、そのゴミを出した人に責任が回ってくるのは当たり前のことでしょう。
ゴミを出したら、ゴミを出した人が片付けるべきです。
こうしてみると、強欲な人ほど、他人を自分の感情で縛り付けたり、傷つけているようです。
自分の思い通りに人が動かないと怒り出す。
自分の欲しいものが手に入らないと駄々っ子のようにわめき散らす。
やはり「貪欲」と「怒り」は非常に近いところにある感情のようです。気をつけねば!