お喋りが上手で口数が多い人は賢く見えますが、そうした人の中に、本当に賢い人はそんなに多くはないようです。
頭の回転が速いと、口から言葉が溢れ出て来ると言う感じで「賢い」と思われがちですが、口数が多いと必然的に失言も他の人より多くなります。
言わなくても良い、言わない方が良い、人を傷つけてしまう言葉を発する人を見て、周りの人は賢いと思うよりも、その人の人間性を疑うことでしょう。
人は古来より、本当に賢くなると「沈思黙考」型の人間になって行くと言われております。
言葉一つに一つを大切にして、相手に気遣いしながら話すようになると「この人は、ちゃんと自分のことを考えてくれているのだ」と思い、信頼してくれるようになります。
「賢い」=「優れている」とは言えないところが、こうした部分にも良く現れているのではないでしょうか。