「人生は演劇」と言う言葉がありますが、サスペンス映画の巨匠ヒッチコックは「映画とは退屈な部分がカットされた人生だ」と表現したそうです。
人生は映画であるとみた時に、自分が主人公だったとしたら、主人公に試練が来ない映画ほどつまらないストーリーはないでしょう。
映画作りの際には、主人公には3度の試練や困難が来ないと面白くないと言われています。
つまり私達の人生にも最低で3度くらいのドン底がないと、見ていてつまらない人生になってしまうと言うことです。
その見ている観客が神様だとすると「なんの苦労もなく人生うまく乗り越えてきた」と言う主人公のストーリーに感動して拍手はしてくれないことでしょう。
「ドキドキ、ハラハラ、ああ~もうダメだっと思っても、何度も立ち直って頑張っている」主人公の姿こそが、観客に感動を与えてくれるのですから、もし今辛い時であるのであれば「今ちょうど、映画のクライマックスに来ている。ここをどう乗り越えるのかを神様は見ている。私の人生が素晴らしいものであったかどうかが評価されるんだ。」そう思えば、もう少し頑張れるかも知れません。