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「明日の事を思い悩んで苦しむよりは、今日と言う日を楽しんだ方が良い」と聖書にも同じ様な事が「マタイによる福音書」に書かれているので、皆様も聞いたことがあるかも知れません。
また多くの偉人賢人達も、同じ様な事を書き残していたりするので目にした方も多いかと思います。
世の中には明日が来るか来ないか分からない中で、生きている人もいます。
例えば生きるか死ぬかの病気に罹っている方がそうでしょう。
また、もしかしたら命が無くなるかもしれないと、決死の覚悟で何かをしようとしている人もいるでしょう。
彼らは私達から見ると特殊なケースの様に思えますが、果たして本当に特別な人達なのでしょうか?
私達とて明日はどうなるか分からない毎日を送っています。
突然の地震で命を落とすかも知れない。
事故にあってこの世を去るかも知れない。
それは誰にも分からないから考えないようにして、明日がまた今日と同じ様に来ると信じて生きています。
アマゾンの熱帯林に住むピダハンと言う種族には、過去も未来も示す言葉が無いそうです。
彼らは「今このとき」を大切に生きていて、これ以上無いと言うほどの笑顔で、幸せに暮らしているそうです。
その土地に宣教師として入ったダニエル・Ⅼ・エヴェレット氏は、彼らの幸せな暮らしぶりに実際に接して、宣教師を辞めてしまったそうです。
そして彼は言語学者になり、ピダハンの人達の暮らしぶりを書籍「ピダハン」に記しました。
ピダハンの人達は誰もが楽観的で明日の事、まだ来ない将来の事で悩んだりしないそうです。
ですからストレスが無いので喧嘩もしない。いつも幸せに暮らしているそうです。
この話を聞いた時に縄文人の事を思い出しました。
まるでショーゲンさんのブンジュ村のようですね。