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合気道と言う武術がありますが、こちらは植草盛平氏が創り広めました。
その植草氏が敵わなかった方が武田惣角氏だそうです。
武田氏は大東流合気と言う柔術の達人で、甲斐武田氏から会津藩に極秘裏に伝わった武術を「大東流合気」を習得しました。
彼は明治時代に天才武術家として活躍し、大東流合気を放浪しながら広めたという事です。
彼は作家の津本陽の「鬼の冠」と言う作品でも紹介されています。
身長は150センチメートル足らずだけれど、どんな巨体の猛者でも一瞬に投げ飛ばしてしまう方だったそうです。
彼の師匠は会津藩の家老「西郷頼母」で、明治三十年頃に彼に大東流合気を伝授したそうです。
武田氏は武術はもとより神通力や心眼も体得したということです。
彼の弟子が佐川幸義(佐川宗範)氏です。
また佐川氏も、知る人ぞ知る武術の達人で、彼に関する書籍も多く出ております。
佐川氏曰く「稽古だってただ繰り返していたって何にもならない。心が目的を持って働くときに変わる。」
合気とは「気の鍛錬」いわば「心の鍛錬」であると仰っていたそうです。
まさに武道の神髄・侍魂の真髄が、この一言に表れていると言っても過言ではないでしょう。