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どこの会社や組織に入っても最初は何も分からないので、教師役の人がついて色々と教えてくれます。
そこでは学校の様に「先生と生徒」的な立場が作られます。
「いや、先輩は仕事を教えてくれるけれど先生だとは思っていないし、私も生徒だとは思っていない。」と言う声が聞こえてきそうですが、やはり物事を教えていただくには、それ相応の「教えて貰う側の心構えや態度」も必要となります。
先の様な態度で先輩に接すれば、教える側の先輩も段々と教える事に苦痛を感じて来ることでしょう。
何故なら、彼らの態度には「教えてくれる側への尊敬の念が感じられない」からです。
学校の先生に対しても同じ様な感じで「教えるのが仕事だから、しっかり私らに教えろよ!」的な心持ちの生徒は、どんなに自分で勉強ができても、社会に出てからの成長は見込めません。
人間性はともかく、先生として物事を教えて下さる人に対して尊敬の念が無ければ、どうして真剣に学ぶ事が出来ましょう。
学校でも会社でも生徒は先生を選べません。
これはとても不合理な事だと思います。
しかしそれも与えられた「巡り合わせ」であるならば、何らかの理由があって先生と生徒の関係になったと考える方が、学びが大きいと私は考えます。
とんでも無い先生であったとしても、「こういう人には自分は絶対にならない!」と言う反面教師の役割にはなるのですから。