私達の身体を作っている重要な物質であるタンパク質。
そのタンパク質を構成しているアミノ酸は、その分子内にアミノ基(-NH2)とカルボキシル基(-COOH)を持つ化合物であり、グリシンを除くアミノ酸には、ちょうど右手と左手の関係のように、互いに鏡に映すと同一になる構造のものが存在し、一方をL体、もう一方をD体とよんで区別しています。
面白いことに、地球上の生物は何故かL型のみである事が知られています。
1950年代,胎児に重篤な四肢奇形を起こした薬学史上最悪のくすりであるサリドマイドは,この左右のアミノ酸が関係して発現したことが学会において発表されています。
詳細について興味がある方は詳しくお調べになってみると良いかと思います。
とにかく不思議なことに、地球上の生物は何故か左型アミノ酸で出来ているという事です。
右型のアミノ酸を薬剤とかに使用するとサリドマイドのように、身体的トラブルが起きると言うのですから理解に苦しみます。
これも神仕組みと言って仕舞えばそれまでですが、人は右側と左側に道が分かれていると、75%の人は左側の道を選ぶそうです。
トラック競技も昔は右回りもあったのですが、左回りの方が記録が上がると言う理由で左回りになったそうです。
なぜ左巻きが良いのか?分からないことばかりですが、ある人はコーヒーに砂糖を入れて左回りにスプーンを回した時と右回りにした時とでは味が変わる・・・と言うことを言ってました。笑