日本人やお隣の国が、他の国々の人達から不思議がられる事の一つに「無神論」があります。
「信仰している宗教はありません」と答える日本人は、8割を超えていると言うアンケート結果もあるぐらいです。
しかしお隣の国はもっと高く統計上では9割を超えます。
何故なら国自体が宗教に対して寛容でないためだと言われています。
ところが、お隣の国の人達と日本人には同じ無神論国でありながらも大きな違いがあります。
日本人は無宗教と言いながらも、初詣やクリスマス、ハロウィンを楽しんだりします。
心のどこかに「神様が見ているから悪いことをしてはいけないよ!」と言うお爺ちゃん、お婆ちゃんの言葉が残っていたりします。
「〇〇宗に入っています」ばかりが信仰ではないと私は思っています。
むしろ形式ばかりに拘り、心の中で神様を信じていない信仰者よりも、どこの宗教にも属していないけれど、神様仏様を信じて毎日心から感謝している方が、信仰者と言えるのではないかと考えています。
毎日毎日「頼んでおいた事してくれた?」といつも話し掛けはしてくれるけれど、心中では何を考えているか分からない子供達よりも、会話が無くても、挨拶してくれなくても「お父さん、お母さんを心底大切に思ってくれている。」子供達の方が可愛くなってしまうのは、親の人情としては致し方がないかと思います。
信仰も同じで、毎日お水を変え、蝋燭に火を付けてお祈りする形だけの信仰よりも、5秒でも10秒でも心底神様仏様に感謝の想いを持ってくれている方の方が、神様から見ても可愛く思えるのは当たり前のような気がします。