大きな台風や線状降水帯による被害が出る度に「地球温暖化」の危険性が指摘されますが、「明日の食糧に困る」とか「明日の命も危うく感じる」とか言った差し迫った恐怖までは感じない、と言うのが大半の方の本音だと思います。
世界を見渡すと異常気象のせいで生活に困窮してしまう国も多々有りますが、日本は少なくてもその様な国の様にはなりません。
社会インフラがしっかりしているから?
国や地方自治体がしっかりしているから?
色んな理由はあるかも知れませんが、日本ではかつて頻繁にあった深刻な飢饉は、過去何十年は起こっていません。
百年ほど前までは、雨が降らなかったり、津波や灌漑で農作物が不作となり、全国的な飢饉が定期的に起きていました。
そうした歴史を振り返った時に「こうした異常気象は本当に地球温暖化だけが原因なのか?」という疑問も湧いて来ます。
もちろん戦後は日本国民も、生きていくだけでも大変な時代で苦しみましたが、それも先人たちの奮闘努力で乗り越えてきました。
今や日本では異常気象に対する対応は、土砂災害や海川などの氾濫による「人命の危機に直結する環境開発にどう向き合うのか?」かが大きなテーマになってきております。
勿論そうした社会的インフラは大切ですが、食料に対する危機感が薄れた時が最も危険であると私は考えております。
水と食料を絶たれた時、人の命は1ヶ月も持ちません。
日本は、農業インフラや自給率向上システムさえしっかりしていれば、未来の繁栄を夢見ることが出来る国だと思っております。
スマホが無くてもお米さえあれば人は何とか生きていくことが出来ます。
2体1の法則から言うと国家予算は2/3は食料自給率向上関係にあて、残り1/3を生活向上のインフラ関係に充てる方が、未来国家を創ると言う意味ではバランスが良くなる気がしています。