人は毎日、数百から数千の決断を行っていると言われております。
「え〜そんなに決めてないよ!」と言われてしまいそうですが、例えば朝起きて何をするかについても決断しております。
「トイレに行こうか、顔を洗おうか?」
それでもどちらかを選んで、先に行動します。これも1カウントです。
こうした選択の結果が今日の一日の結果であり、一週間選択した結果、一年間選択した結果、十年間選択した結果が今の自分の状況になっている訳です。
何処かで選択を変えていれば、今の自分は違っていたかも知れません。
全然別人のような自分になっていた可能性は否定出来ません。
その決断、選択のもとになるのが「智慧」だと私は思っております。
智慧は、知識を基に経験などが加味され熟成された叡智です。
それ故に、その人固有のものでもあります。
この智慧の発動が「直感力」となって現れます。
従って熟成度が低い智慧による直感力は、精度がどうしても落ちて来ます。
だから「直感に頼ってやったけれどトラブルに巻き込まれた」と言う事も起きて来ます。
ただ、結果だけを観ればトラブルに感じる事もあるかも知れませんが、智慧をもって決めた上でのトラブルは後々その方の為になる経験に代わることが多いようです。
直感力は人生における最大の武器にもなりますが、智慧を磨いていないと最大の欠点にもなると言うお話しでした。