格率(かくりつ)=「皆んながして良いと思われる道徳的な事柄を行うこと」
つまりは「皆んなが、その行為を行う事で世の中がおかしくなるのならば、それはやってはいけない事。
皆んなが真似たとしても、世の中が良くなるのならばそれは間違ってはいない。」
言ってみれば、世間に広まって世の中が悪くならないならば、それは格率と言えると言うわけです。
例えばあなたがどんなにお酒好きだからと言って、朝から晩まで飲む行為を、世界中の人達が同じ様にやり始めたら、それは善になるのか?悪になるのか?考えれば分かりますよね。
と言うことは、「酒は場所と飲む量を考えれば許されるところもあるけれど、TPOは必要ですよ!」ということになります。
こういう基準は意外と子供達にも分かりやすいので、善と悪の判断には使えるかと思います。
「これは正しい事か?間違っている事か?」迷った時には「世界中の人が、今からやろうとしていることを同じ様にやったら世界は幸福になるか?」そんなことを想像すれば、善悪の判断が出来ると言うのは画期的ですね。