「トイレの神様」と聞くと植村花菜さんの歌を思い出す方が多いかも知れませんね。
または烏蒭渋麼明王(うすさまみょうおう)様の事だと言う人もいるでしょう。
日本ではトイレの事を厠(かわや)とか雪隠(せっちん)とか便所や「はばかり」と呼んでいました。
どちらかと言うと不浄所と言う考え方があったようです。
それが故に「トイレには神様がいるんだよ」と教えて、綺麗にする様に言い伝えて来たのだと言われています。
「不浄を祓う」為に、日本人は掃除と言って、掃いて取り除いて来ました。
つまり掃除は、もともと邪気を祓うものだったのです。
ですから、不浄と呼ばれる場所をもっとも綺麗にすれば、邪気は祓われ運気が上がると思われているのです。
そうして「トイレには神様がいらっしゃる。だから神様が過ごしやすいように邪気を祓う。」と言うことになったと思われます。