欧米諸国での子供の教育は、日本における画一された教育と大きく異なると言われています。
何処が大きくちがうのか?
それは「個性は神様から与えられた、その人が人生を生きる上の武器である」と言う考え方に基づいている点です。
例えばイスラエルの学校では、先生が「質問はありませんか?」と聞くと全員が手を挙げます。
彼らにとって「他人と同じ」と言うのは屈辱に値するから、他人と違う意見を言おうと必死です。
それだけ聞くと「他人は他人」と冷ややかな目で観ている冷たい人達を想像しますが、彼らは長い間多くの民族から差別を受けて来たので、「意見が違うから」と言うだけの理由で村八分にしたり、虐めたりはしません。
「そう言う意見もあるんだな」とお互いに認め合い、互いの違いを尊敬し合います。
日本人は調和を大切にすると言いながらも、人の個性を認めない偏狭的なところもあります。
皆んなそれぞれ顔が異なるように、考え方や行動が違うのは当たり前。
そんな簡単な事すら分からなくなってしまっているとすれば、何処かで日本人は大切な事を捨ててしまったのかも知れません。