万物の霊長と言われる人間の遺伝子は2万2000個と言われています。
数だけの比較であればハエの倍程度、魚やネズミとほとんど同数です。
また人間とチンパンジーの塩基配列の違いは、たった1.2%にしか過ぎないと言うことも分かっています。
と言う事は人間とチンパンジーは98.8%は同じ生き物だと言う事です。
人間同士の個体差で見ても、個人によって意味のある違いは、ゲノムの塩基配列千個につき五個くらいである事が分かっています。
と言う事はノーベル賞を取った人も、東大を主席で卒業した人も、宇宙飛行士となって宇宙遊泳した人も、遺伝子的な違いは0.5%程度しか変わらないということです。
「自分の頭が悪いのは親のせいだ。」とか言う言い訳は、成り立たないとも言えるのです。
「その0.5%が大きいんじゃない?」と言う声が聞こえて来そうですが、たかだか1%にも満たない違いに、自分の劣等感を慰めて貰うのには誰しも抵抗を感じる筈です。
それよりは「大谷翔平と自分は0.5%しか遺伝子が違わないんだったら、自分も大リーガーを目指してみよう!」そう思う方が健全であると思うのです。
要は「人生はやるか!やらないか!」それだけの違いということです。