多くの方が、いつかは棺(ひつぎ)に入ります。
考えたくは無いし「縁起でもない!」と怒る方もいらっしゃるでしょう。
でも100%、確実に私達は死を迎えます。
人生において100%確実な事は殆どありません。
進学、就職、結婚、出産…どれを取っても、皆んなが皆んな経験出来ることではありません。
しかし生老病死だけは逃れられない事をお釈迦様は説かれました。
いわゆる四苦と言われることです。
生まれなければ私達は今この世に存在しておりません。
老化を防ごうと努力しても、どんな人でも身体は衰えて行きます。
「病気をしたことは無い!」と豪語する人も時々いらっしゃいますが、生きていれば風邪や怪我もします。
そして死を迎えます。
いずれはやって来る死ならば、生きているうちに「どんな気持ちになるのか」味わってみることも、死の恐怖から逃れる一つの手段になるかもしれません。
こんな思いから、納棺体験が色んな所で開催されるようになりました。
弊社でも2024年11月23日に掛川市で、終活プロの方々の「本当の終活」をテーマにしたパネルディスカッションの後に、納棺体験会を催すことになりました。
実際に真っ暗な棺の中に数分間入っていただき、死と生きている喜びを味わっていただく体験会です。
よく「生と死は隣り合わせ」と聴きはしますが、実感として湧いてこないのが私たちであるならば、強制的に「感じてみませんか?」というのが、この納棺体験会です。
「縁起でもない!」と怒る前に「死を意識して初めて知る、生きていることの有り難み、素晴らしさ」を是非体験していただきたいと思います。