サミュエル・スマイルズは1812年生まれの作家であり医者であった方です。
日本では1858年に出版された「自助論」が有名で、中村正直が「西国立志編」として翻訳して、当時百万部を超えるベストセラーとなりました。
彼の唱える自助論は「あなたが待っている沢山の可能性を試したら如何ですか?」
「その可能性は一定の努力の継続の後に花開いて行くものです。だから才能がないとか、能力がないとか言って諦めないで欲しい」
と言う事を沢山の事例を引いて説明しております。
この西国立志編を読んだ人の中には吉田松陰やその門下生、坂本龍馬や勝海舟といった多くの志士たちが影響されたと言います。
この書籍を熟読した人達は「発奮して努力を継続し、細切れの時間も大切に、寸暇を惜しんで努力して行った人が成功しするということ。」を学び、真摯に自助努力していったと思われます。
そうして成功した人達が、人々を助ける側の人間となり、日本と言う国を外国にも負けない豊かで強い国に導いていったのでしょう。