皆様は中村仁一先生をご存知でしょうか?
中村先生は京都大学医学部を御卒業され、ご存命中は仏教会の協力で「病院法話」を毎月開催、1996年からは「自分の死を考える集い」主催されていました。
中村先生は「往生したければ医療とかかわるな」と言う著書も出されております。
その御著書の中で、医者に対する間違った見解をあげておられます。
「医者は病気のことなら何でもわかる」
「医者はプロだから自分に一番良い治療方法を教えてくれるはず」
「大病院ほど信頼できる医者がたくさんいる」
「外科の教授は手術がうまい」
「マスコミに登場する医者は名医だ」
「医学博士は腕がいい」
などと言う都市伝説ではなく「医者伝説」が流れていますが、中村先生は全て否定されています。
例えば、医学博士は「足の裏についた米粒」に例えられております。
足の裏についた米粒は取らないと気持ちが悪いが、取ったところで食べられない…
かなりストレートなご意見ですが、「博士号を取ったところで医者としては儲からない。儲からないという事は患者さんが来ないと言うよりは、腕がと良い医者は博士号など必要ない。」という事なのだそうです。
お医者さんの裏事情が見えてくる様で、驚きの連続で医療に関する常識が覆されるご著書でした。