どんな国でも、どんな会社でも、どんな組織でも、人数が増えてくると会議が多くなってきます。
たった一人だったならば全部自分で決めて、自分で実行出来たのに、2人、5人、10人、100人と人が増える分だけ、意思の疎通と決定を話し合いとかで決めていかないと動かなくなってきます。
もちろん、独裁者やワンマン社長であれば「私が決めたこと実行すれば良い」となりますが、それでも部下達は愚痴話も含めて、きっと話合いをします。
こうした理由から、そもそも会議は効率が悪いものとなり、本来ならばリーダーが決めたことを実行するだけで良いものが、一旦止まってしまうのです。
従って、そもそも会議にタイパやコスパを求めることは間違っているのであり、求めるとすると「話し合ったと言う事実確認」と「情報の共有と意思決定の拡散」の為の時間と考える方が、すっきりするのではないかとさえ思ってしまいます。
確かに会議の中で、良いアイディア出たり、組織にとってプラスの効果が観察出来たりする時もありますが、それを期待して会議を行うことは非効率であると言えるのかも知れません。
会議は効率を求めるものではなく、「多くの人達の心の奥にある声をお互いに聞き合うこと」に重きを置けば、会議の存在意義も成り立つのかもしれません。