今年もどこそこで「あけおめ。ことよろ」と言う言葉を耳にしました。
「明けましておめでとう御座います。今年も宜しくお願い致します。」の略語ですが、日本語の挨拶には略語が使われていることが多いのです。
「行ってきます」も、その一つで「行って参るが必ず帰ってきます」の略語であり、当時は出掛けても、何らかの理由で帰って来ることが難しい時代背景もあり、出かけると言う事自体が命懸けだったのでしょう。
戦の時代は勿論ですが、徒歩で移動していた時は途中で怪我をしたり、病気になったりして帰って来られない事もあったのです。
「おはようございます」も「お早いお着きでございます」と言う、歌舞伎など楽屋で使われた、ねぎらいの言葉の略語です。
また「こんにちは」も「今日はご機嫌いかがですか」の略語です。
こうしてみると「あけおめ。ことよろ。」もいつかは年始の挨拶になるのでしょうか。笑