私も前職では新卒者から中途採用まで、年間200名近くの面接を長い間やってきました。
そこで気づいたことは「プライドを持つのは大切なことだけれど、学歴や肩書や年収では人間性は測れない」と言うことです。
有名国立大学や超難関大学を卒業したからと言って、面接官を馬鹿にした態度をあからさまに取る人もいたり、自分の華やかな家系のことを自慢げに披露する人もいましたが、大抵は忍耐力の無い、自己中の方が多かった様に覚えています。
特に超有名大学を卒業したばかりの人は、扱い辛い人が結構な数いました。
そりゃあそうでしょう。
大学では一番上の先輩として威張って来たのだから、どんなに上手く誤魔化せたとしても、その癖が面接の中に出てきてしまいます。
言葉の端々に、何とも言えない人を小馬鹿にした様な心が表れてきます。
そうした人が、一兵卒として会社に入ると、当然のようにガクッときます。
毎日、雑用的なことをやらされて、出来ないと怒られて、けちょんけちょんにやられます。
ある者は「こんな会社やってられるか」と怒って辞めてしまう人もいますし、ある者は「パワハラだ。セクハラだ」と訴えたりもするような人もいます。
しかし、何のことはありません。
ただ彼らは、自分の高くなった鼻をへし折られたから許せないだけで、「プライドを捨てて一兵卒としてやって行こう」と決意した人は、早い内にしっかりと仕事が出来るようになります。