最近は特にお会いする事が少なくなった「潔い人」
「いさぎよし」とは、例えば失敗をしても、変に取り繕ったりするのではなく、ミスはミス、失敗は失敗として認め、謝るときには謝って、後始末をしっかりとする人のことを指すように思います。
まるで、ドラマや映画に出て来る武士のようですが、きっと武士の中にも潔い人とそうでない人がいたことでしょう。
潔い人に出逢うと、こちらも気持ちが爽やかになります。
頭の回転が良く、知識が豊富な人が増えて来た現代、ミスや失敗を指摘すると「様々な言い訳を理路整然と述べる人」がいらっしゃいますが、言い訳されるとなんだか逆襲された様な妙な気持ちになり、気がついてみると「すみません」と、こちらが逆に謝っている時もあります。
先日も、ある飲食店で天ぷらを食べた時、明らかに毛が混入していたので指摘したところ、賢そうな店員さんが「これはコロモが付いていないから、こちらで料理をしている時に落ちたものでは無いですね。きっとお客様の毛だと思います。どうしてもこちら側の毛であるというならば、DNA鑑定しましょうか?」と。
明らかに私の毛髪よりは長くて、色も金髪気味だったのですが、こちら側の毛髪だと強い口調だったし、お客様と一緒の食事だったので、お客様が気分を害されてもよく無いと思い「ああ、そうでしたか。それは失礼しました。」と言って、その場を収めました。
もう二度と、その店には行かないですが…笑