どんなに地位や名誉があって、どんなにお金を持っていても「心が貧しい」人達がいます。
何を持って「心が貧しいと言うのか?」
それは人それぞれかも知れませんが、私は「智慧がない人」が該当すると考えています。
勉強がよく出来るとか、頭が良いとか、情報を沢山持っているとか、そう言う人が「智慧ある人」ではなく、「経験によって裏付けられた一種の悟り」を持っている人が「智慧ある人」だと私は思っています。
ですから智慧と知識は違います。
智慧と情報も当然違います。
従って「クイズ王」のような人を「智慧ある人」とは呼べないでしょう。
クイズ王は知識と情報は持っているかも知れませんが、経験と言う時間を掛けて、知識が熟成した智慧を持っているのかどうかは、話をしたりしないと分かりません。
「知の巨人」と言われた人もいらっしゃいましたが、彼が本当に智慧があったかどうかまでは分かりません。
もしかしたら、「知の巨人」と言いながらも「ガラクタ」ばかり集めていたかも知れません。
「知名度」や「有名度」があるから「智慧ある人」とも言えないでしょう。
真の「智慧ある人」の特徴として、「周りの人達を幸せに出来る」と言うことがあげられます。
苦難困難によって洗練された知識は智慧となり、その悟りにも似た教訓は、周りの人達が生きる上で大きなヒントになるからです。