私達は何十年という時を生きていく中で、何千人、多い人では何万人の他人と出会います。
その多くは、すれ違い、ただ通り過ぎる他人かも知れませんが、中には自分の人生に深く関わり合う人達が登場してきます。
その中でも、あなたにとって手放してはいけない人が必ず数名おります。
その相手が伴侶の場合もあるでしょう。
恋人であることもあるでしょう。
しかし本当に手放してはいけない人は、「分かり合える人」ではなく、「分かろうとしてくれる人」ではないかと私は思います。
気持ちが変わってしまうのは、人間として仕方がない事だとすると、その時は分かり合えていたとしても、時が経つことで感情がすれ違い、分かり合えることが出来なくなってしまうこともあります。
いつまでも、お互いに分かり合えることは、とても難しいことなので、「分かり合えること」をもってお互いの絆にしようとすると、悲しい結末を迎えることが多々あります。
それよりは、お互いがどう変わろうが「分かろうとしてくれる人」が側にいてくれたなら、自分がどんなに変化しようとも、「理解してもらえる」と安心することが出来ます。
本当に手放してはいけない人は「分かろうとしてくれる人」なのだということが、歳をとるほどに実感してきます。
