色んなところで「AI (Artificial Intelligence人工知能)」が持て囃されています。
創造的業種や芸術的部分まで、AI人工知能に任せてしまう事が可能になってきた現代は、いったい何処に向かっているのでしょうか?
キーワードを数個打ち込むだけで、イラストが出来てしまう生成AIは、凄いを通り越してクリエイターさん達の「職を奪う恐怖」になっているようです。
「AIの発展する未来は明るいと言う方」と、「変革が起きて予見できない事態が起こる」と言う考え方の人達もいます。
私はどちらかと言うと後者の考え方に近いので、前者の様な考え方の人達からすれば異端視されるかも知れません。
何がそう言う考え方にさせるのかと言うと「依存と偽り」です。
先ずAIが発展すればするほど、AIに頼る人達が多数出てくる事が想像できます。
自分で考えず、自分で創作せず、何でもAIの言う通り、作ったものを利用する…
その先は、人間の創造する力がドンドン落ちて行きます。
自分で考える力が衰えて行き、AIに依存する様になります。
その行き着く先は「偽我」ニセモノの自分です。
今考えているのはAIなのか?自分なのか?の境目がハッキリして来なくなり、何処までが自分で何処からが自分じゃないのかが、混沌としてくる時代がやって来ることでしょう。
それで「自我が無くなれば良い」と言う人達もいるかもしれませんが、「自分自身に対する尊厳を失った者」は、もはや人間と呼べる生き物であるのか疑問です。