中国の「礼記」の中に「愛してしかも、その悪を知り、憎みてしかもその善を知る。」と言う言葉があります。
「たとえ自分が愛している人でも、その人に悪があれば、その悪は見抜かなければならない。 反対に、憎んでいる人であっても、その人の行いに善があるならば、その善は認めなければならない。」と言う意味ですが、これは、なかなか難しい事だと思います。
愛してしまうと、その人の良いところも悪いところも魅力に感じ「あばたもエクボ」になってしまうところがあります。
また、日頃から嫌っている人が、たまたま会議の中で良いことを言ったとしても、反対したくなる気持ちになってしまいます。
これは、「誰が言ったかではなく、何を言ったかで、全て是々非々で物事を判断せよ。そうしないと心の目が曇るぞ」と言うことを、言ってくれているのでしょう。