「あなたの寿命が、残りあと1年しかないとしたら、あなたは何をしますか?」
こんな問い掛けを、私は自分自身に時々質問します。
20代から40代の時は「まだ1年もあるなら、寿命を延ばして、その運命を変えてやる!」くらいの気持ちで、健康と事故には気を付けながらも「それまでと同じ毎日」を生きていた気がします。
しかし、還暦を迎える頃から「今日も新しい出逢いがあった。何か伝える事が出来ただろうか?思い残しはないだろうか?」と、反省や後悔をするようになりました。
後悔や反省はするけれど、50代までの自分の人生を振り返った時よりも、今の方が充実した毎日を送っている気がしています。
「今を生きている」と言う、何とも言えない実感が伴って来たのは、60代になって本当の意味で「死」を感じ始めたからかも知れません。
若い頃に4度九死に一生の目にあったとはいえ、こんな感じで生きることに慣れてしまっていました。
「明日も今日と同じようにやって来る」当たり前のように思っていたのですが、友人知人がコロナ禍で亡くなったりして、悲しみと苦しみを背負った時に、やっと本気で「死を感じた」のかもしれません。