相談者から七福神の質問をされることが、何故か最近多くなってきました。
特に弁財天様が気になる方が多い様で「どう言う謂れの方なのでしょう?」と訊かれるのですが、元々はヒンズー教における「サラスバーティー神だと思われます」と答えています。
彼女はヒンズー教における「水と豊穣を司る女神」であり、芸術や学問など「知を司る女神」でもあります。
その女神が、日本に仏教伝来の際に伝えられて、神仏習合で弁財天と呼ばれることになったようです。
インドでは内陸部が深く、海を知らない人達の方が多いので、「水の神」となると「川の神」とイコールになり、川の神サラスバーティー神が水の神として崇拝されました。
また、水は農業とは大きく関わってくるので、水の神が豊穣の神とイコールになるのも理解出来ます。
日本でも水の神とされる龍神は、豊穣の神と同一視され、神社などで祀られているのは、そうした理由からでしょう。
水に親しみや温かい感情を持てる方達は、もしかしたら、こうした水の神様に親和性がある方が多いかも知れませんね。